LyricsNo.494「楠山正雄 白い鳥」青空文庫URL : http://bit.ly/nRpzCQむかし近江国の余呉湖という湖水に近い寂しい村に、伊香刀美というりょうしが住んでおりました。 ある晴れた春の朝でした。伊香刀美はいつものようにりょうの支度をして、湖水の方へ下りて行こうとしました。その途中、山の上にさしかかりますと、今までからりと晴れ上がって明るかった青空が、ふと曇って、そこらが薄ぼんやりしてきました。「おや、雲が出たのか。」と思って... Bookmark |
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