jigahouboku<自我放牧>

817

2012-06-16「竹久夢二 都の眼」

from ALBUM : 「2012-0620120616 竹久夢二_都の眼
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OctaveGuitar, HeavyGuitar, Drums, Bass

Lyrics

No.817「竹久夢二 都の眼」

青空文庫URL : http://bit.ly/OUL9QO

 留吉は稲田の畦に腰かけて遠い山を見ていました。いつも留吉の考えることでありましたが、あの山の向うに、留吉が長いこと行って見たいと思っている都があるのでした。
 そこには天子様のお城があって、町はいつもお祭りのように賑かで、町の人達は綺麗な服をきたり、うまいものを食べて、みんな結構な暮をしているのだ。欲しいものは何でも得られるし、見たいものはどんな面白いものでも、いつでも見ることが出来るし、どこへゆくにも電車や自動車があって、ちょっと手を挙げると...

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