jigahouboku<自我放牧>

832

2012-07-01「大町桂月 親馬鹿の旅」

from ALBUM : 「2012-0720120701 大町桂月_親馬鹿の旅
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Featured Instruments

CrunchGuitar x3, Drums, Bass

Lyrics

No.832「大町桂月 親馬鹿の旅」

青空文庫URL : http://bit.ly/LILAyo

金さへ返せば、鬼も佛。重荷の一部がおりたかと思へば、我心も輕くなり、金なほ餘れるに、家に歸るより早く、さあ來い、何處へでも、伴れて行つてやらうと、次男と三男とをつれて、立ち出でたり。長男は、近く箱根へつれて行きしことあり、學校の都合もあり、殊に、この日、家にあらざりければ、つれざる也。
 さて、都を離れて、何處へゆけば子供は面白がるかと、いろ/\考へしが、江の島は、山もあり、海もあり、貝細工あり、鮑取りもあれば、子供をつれての旅は...

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