jigahouboku<自我放牧>

669

2012-01-20「鈴木三重吉 やどなし犬」

from ALBUM : 「2012-0120120120 鈴木三重吉_やどなし犬
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Guitar x3

Lyrics

No.669「鈴木三重吉 やどなし犬」

青空文庫URL : http://bit.ly/zgnLjq

むかし、アメリカの或小さな町に、人のいい、はたらきものの肉屋がいました。冬の半の或寒い朝のことでした。外は、ひどい風が雨を横なぐりにふきつけて、びゅうびゅうあれつづけています。人々は、こうもりのえにかたくつかまりながら、ころがるようなかっこうをして、つとめの場所へ出ていきます。肉屋は、店のわかいものたちと一しょに、かじかんだ手で、肉切ぼうちょうをといでいました。
すると、店のまえのたたきのところへ、一ぴきのやせた犬がびしょぬれになって...

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