jigahouboku<自我放牧>

741

2012-04-01「若山牧水 庭さきの森の春」

from ALBUM : 「2012-0420120401 若山牧水_庭さきの森の春
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CleanGuitar x2, Chorus

Lyrics

No.741「若山牧水 庭さきの森の春」

青空文庫URL : http://bit.ly/HyUV7V

 濱へ出る漁師たちの徑に沿うたわたしの庭の垣根は、もと此處が桃畑であつた當時に用ゐられてゐた儘のを使つてゐる。杭も朽ち横に渡した竹も大方は朽ちはてゝゐるのであるが、其處に生えた篠竹やその間に匐うてゐる蔓草のために辛うじて倒壞を免れてゐる。蔓草も幾種類か匐うてゐる樣であるが、通蔓草が最も多い。そしていまその若葉と、若葉の間に垂れて咲いてゐる花とが、まことに美しい。花は初め袋なりにつぼんでゐるが...

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