Featured InstrumentsCleanGuitar, CrunchGuitar, DrumLyricsNo.742「竹久夢二 朝」青空文庫URL : http://bit.ly/94wizPある春の朝でした。 太陽は、いま薔薇色の雲をわけて、小山のうえを越える所でした。小さい子供は、白い小さい床の中で、まだ眠って居りました。 「お起き、お起き」柱に掛った角時計が言いました。「お起き、お起き」そう言ったけれど、よく眠った太郎は何も聞きませんでした。「私が起して見ましょう」窓に近い木のうえに居た小鳥が言いました。 Bookmark |
« 20120401 若山牧水_庭さきの森の春 | 20120403 辻潤_変なあたま » |